2008年12月25日木曜日

ひさしぶりに風邪をひいたカントク 扁桃腺が弱いんだね

今日は2008年12月25日 カントクは咳止めを買った。アネトンという顆粒のやつで、寝入りばなや夜中に咳が出て止まらない時に水なしで飲むと良いのだという。書いてある用法と違うよカントク・・・。

ここ数年は風邪ひかないようになってたのにぁ・・とカントクは言う。
子供の頃から扁桃腺は大きいと言われてて、医者に手術を勧められたこともあるというから、もしかしたらその体型ほどには丈夫なほうじゃないのかもしれない。

学生の頃も社会人になってからもよく扁桃腺を腫らして休んでいたってことだけど、厚着をやめたり、天気予報で気温を確かめる習慣をつけたり、お酒の量が減ってきたり、そうそう、一日二箱くらい平気で吸ってたタバコをやめたりするうちに、風邪をひかなくなってきたらしい。

東京で過ごす初めての冬なんで体調管理がうまくいかなかったのかなぁ。

今日は2008年12月25日 カントクと会ってから145日目。

2008年11月11日火曜日

手帳を買うのに浅草、神保町、丸の内オアゾまで回ってきたよ。

今日は2008年11月11日。 カントクは長く使える手帳がほしいと思って、インターネットでいろいろ調べたり、文房具を扱ってる店があると、必ずといっていいほど店に入っていった。

主に見ていたのはシステム手帳。やわらかい皮の手触りのよいものが欲しかったようだが、でも内張りも革のものはなかなかなく、あっても機能的じゃなかったりして、なかなか決められないようだった。

結局買ったのはシステム手帳じゃなく、トラベラーズノートという一枚革を二つに折りたたんだだけのようなもの。
ゴム紐がついていて、なんでもかんでもそのゴムに挟み込んでいく。
このノート用のリフィルや、名刺やチケット、レシートなど、ちょっとしたものを入れられるジッパーつきホルダー、ペンホルダーなど、専用の小物も多く、愛用者も多いようだ。

で、今日、会社の昼休みに東京駅近くの丸の内オアゾ丸善で買った。気に入ったのが見つかってよかったね。

今日は2008年11月11日 カントクと出会ってから101日。ワンワン

2008年10月29日水曜日

浅草蛇骨湯経由で宮崎地鶏を食べに行ったよ

今日は、2008年10月29日 ハンガーを買った日、カントクとボクは、夕方から蛇骨温泉に行った。

ホームページなどで、黒褐色のお湯の天然温泉だとか書いあるので、いつか行こうと思っていたらしいのだが、今日ようやく思い立って行く気になったらしい。

「風呂屋のタイルは富士の山という日本の正しい銭湯の姿はいいなぁ。ここの富士は特になかなか風情があっていい。」とカントクは思った。

露天と言うには少し狭いが、庭を見ながら入れる浴槽もあり、ここまで狭いと逆にすごいと感心しきりだったサウナも、まぁ人の多い土地の狭い東京だとしょうがないかとカントクは言って笑った。



風呂を上がってから、カントクはそのまま家には帰らず、田原町の駅近く、浅草里見の近くの宮崎地鶏の店前にボクを停めた。

ぢどり亭という薩摩地鶏の店があって、カントクはここのモモ炭火焼と皮焼きをこよなく愛している。大阪の家に近所にもこの店の支店があったらしいのだが、店を閉めてしまったらしい。

さて、ここのお味はどうでした?あれ? ちょっと不機嫌だなぁ。

今日は2008年10月29日 カントクと出会って88日

上野の多慶屋でハンガーを買う。これで雨の日でも部屋干しができるようになった。

今日は2008年10月29日 服が少しずつ増えてきたようなのと、雨の日でも部屋干しができるようにと、今日はハンガーを買いにいくことにした。

ちょっとチャンピオンに行くのも飽きてきたので、今日は上野の多慶屋まで。浅草から距離的にはおんなじくらいなのかな。

高さや幅が調節できて、下にコマがついているステンレスのダブルハンガーがあったので、これを購入。1800円 安っ!

帰りに雷門から少し南にあるまるごと北海道っていう店で、バタークリームロール、とうきびチョコ、バター飴となんとか貝の入ったまぜごはんの素とかも買って帰ってくる。

ハンガーを組み立てて、部屋の東側に置く。天気のいい時は朝から日差しが差し込むので、部屋の中でも十分乾くとカントクは上機嫌だ。

今日は2008年10月29日 カントクと出会ってから88日 お、末広がりで何かいいことあるかな。

2008年10月28日火曜日

古本の街 神田神保町 本は好きだけど人がキライなカントク

今日は、2008年10月28日。

カントクはよく神保町に行く。学生の街なので昼食が安くてうまくて量もあるというのと、いろんなタイプの古本屋が立ち並んでいて、古本屋めぐりをしているだけで楽しいのだと言う。

カントクは、古本屋に行くと自分を読んでほしい、手元に置いてほしい、と言う声が聞こえる時があるのだと言う。

実際、なんだか呼ばれているような気がして入った古本屋で、積み上げられた奥の奥からほとんど手探りで引っ張り出して買った本に、いたく感銘を受けたというようなことがあったらしく、それ以来古本屋を見かけると、必ずと言っていいほど店内を一巡りする。

神保町は古本の街。カントク、はじめのうちはおもしろがっていろんなところに出入していたが、最近はあまりこのあたりをうろつかず、もっぱら千代田区役所の図書館へ行く。

「本がうるさい」のと「人が多い」のが気に入らないのだそうだ。あ~あ。

2008年10月26日日曜日

押上のチャンピオンで、鍋とか棚も買ってきたよ。 ここにスカイツリーが建つんだね。

今日は2008年10月26日 今日もチャンピオンに行ってきた。


ちょっと前の19日に、カントクは大阪の千日前道具屋筋っていうところで、ザルカゴと丸いステンレスの板、それに紙を買ってきた。カントクは卓上用のIH調理機を持ってるんだけど、これで紙鍋をするのだという。

そんなの近くの合羽橋で売ってるだろうと思うんだけど、カントクお気に入りのなんとかっていう会社の業務用シラダシっていうのがこっちで売ってないらしくって、それを買ってくるついでに思いついたようだ。

でも、いっつも紙鍋っていうのも風情がないというので、チャンピオンに行って土鍋とか鉄鍋とかも揃えようということになったんだ。

いい感じの鉄なべがあったのでそれと、レンゲ、少し大ぶりの鍋用小鉢、ついでにIHでも使える両手なべ、片手なべも買ってる。今まで鍋って一つしかなかったので、洗って使って洗って使ってしてたんだけど、これで少し楽になるって、洗い残しする気満々だね。

あれ、この前買ったステンレス棚も持ってる。この間より千円安くなってるって言うけどホントに要るの?

この棚、結構重いんだけど、カントクは田舎の子だから、鍋類は前カゴとハンドルにぶらさげ、棚はクルクルっと紐で荷台にくくりつけて、片手ハンドル、片手で棚に肩組をするような格好でボクに乗る。あぶないなぁ・・・。

そうそう、ここは東京スカイツリーが建設される現場。

ちょうどチャンピオンへの行き帰りにある。まだ事務所みたいなものしかない状態だけど、もうすぐ本格的に工事が始まって、この道は閉鎖されて通れなくなるらしい。

今日は2008年10月26日 カントクと会ってからもう85日

2008年10月6日月曜日

そろそろ秋だから、マットレスを買いに行ったよ


今日は2008年10月6日。カントクの部屋にはベットは置いてない。セシールで買ったスノコロールっていうのをフローリングの上に敷いて、その上に薄いベットパッドっていうのかな、それを敷いて寝てる。

10月に入ると朝晩の気温が低くなってきて、これから冬に向かうってこともあって、マットを買おうということになったんだ。

で、またオリンピックへ。通販とかじゃなくっていいの?マットって結構大きいんじゃないの?って言っても無駄か。

で、こんな感じで帰ってきました。カッコワルイ・・・。

2008年9月13日土曜日

だんだん大阪のものがなくなってきたね。

8月の末から9月は、 引越しの時に大阪の家から送った雑貨がそろそろなくなってきたのと、もう少し生活必需品が足りないと思ったらしく、

8月31日には、ライフの地下にあるクリエイトSDに行って、ティッシュ、アタック、クレラップ、洗顔石鹸、ソフラン、ステンレスのたわし、ブルーレットなどを買ってきた。

9月9日。会社帰りにアキバのツクモで携帯電話用の2GのマイクロSDカード。780円は安いよね。

9月13日。セシールで買った布団のセットは、上布団が羽毛で結構気に入っているのだが、枕が少しちゃっちいので、チャンピオンに行って、低反発備長炭枕というのと、綿入りの長座布団というのを買った。

でも、この枕、かなりウレタンの臭い?がしたようで、「炭が消臭してくれるんとちゃうんか?」とカントクはかなり苛立っていた。結局、洗っては干し、洗っては干しと3回くらい繰り返すと臭いも消えたようだ。

うん。あんまりおもしろくないけどこういうごく普通の日常の積み重ねが人生だってこと、忘れがちなんだよね。

今日は2008年9月13日。カントクと出会ってから42日。

2008年8月19日火曜日

何かが足りないような気がしてしょうがない時ってあるよね

今日は2008年8月19日。

カントクは、食材や食器などを並べる水屋がほしいと言って、インターネットでいろいろ検索して、押上あたりにチャンピオンというホームセンターのようなところがあるのを見つけ、休みの日に行ってみることにした。

店の雰囲気は、堺あたりで言うと、コーナンとイズミヤがくっついたようなところで、外は草花から、ペット用品、自転車、服、靴、食品など、生活に必要なものはほとんどここで揃ってしまうかんじだ。

結構広い店内を一通り見て回ってから、組み立て式のステンレスの棚と、特価と書かれている無地のタオルとバスタオルを買った。

カントクって、インターネットショップのショップのコンサルティングみたいな仕事をやっているんだけど、
自分の目で見て、さわって、納得しないと物を買わないタイプなんだね。
で、安物買いの銭失いと・・・イテッ!。

今日は2008年8月19日 カントクと出会ってから19日。

2008年8月14日木曜日

そろそろ一人暮らしにも慣れてきた感じのカントク

今日は2008年8月9日。

カントクは浅草六区のダイソーで、ガラスコップ、ザル、つゆちょこ、ソバ湯とっくり、竹籠、湯呑を買った。ザル蕎麦をザルに盛りたいと思ったんだね。

国際通りを挟んだ三平ストアで、さっぽろ塩ラーメン、日清焼そばカップ、チャルメラとんこつ、冷凍エピピラフ、にんじん2本、玉ねぎ、ネギ、牛肩ロース薄切り4枚も買い、(ラーメンばっか・・・)

浅草松屋のユニクロでポロシャツを3枚買って家に帰ってきた。

翌10日には、また多慶屋まで走ってレース断熱カーテンとカーテン用の裾直しテープを買ってきた。3日に買ったレースのカーテンは、少し短かったようで、でも今日買った100x190っていうのだと、少し長く、裾を上げないといけないかもしれないのでって、でも結局裾上げはしなくて、カーテンは床に摺ったままで・・・。

その帰りに六区のSEIYUで、カレールーやジャガイモ・・あ、もしかしてカレーを作る気だ。ガムテープ、ラップ、コーヒースプーン、フライパンなんかも買って、えっ?この日までフライパン無しだったの? 片手鍋一個だけ。 へぇ。

14日。浅草のライフで、アクとり、オタマ、フライパン用のヘラ、キッチンスペーサー、流しのぬめり取り
5連フック壁掛け、シチュー鍋。台所系のものも、これで結構充実したのかな。

今日は2008年8月14日 カントクと出会ってから12日目。

2008年8月3日日曜日

上野からアキバ、神田までサイクリングしたよ

今日は2008年8月3日 カントクとボクは、浅草を出て、
神田に向かった。

神田の会社までの道を下調べするのが目的だった。
浅草から神田まで、4~5kmくらいだと知ったカントクは、
会社まで自転車通勤をするつもりだ。

帰り道、石丸電機の看板が見えたので、
そちらのほうへハンドルを切る。
カントクは、神田と秋葉原がこんなに近いことを
知ってびっくりしたようだ。

石丸電機で赤いプレイステーション2を買って、上機嫌のカントク。
サッカーとか、スネークするやつとか、罠をしかけるやつとか、
あと、中世風のなんとかっていうのも好きで、何回もやってるらしい。

ポイントでアンテナ線を買ってから、多慶屋に向かう。
レースの断熱カーテンというのを3セット買う。

プレイステーションだけでもいい加減前カゴからはみ出してるのに、
ハンドルの両脇にカーテンの入った袋をぶら下げて、
ボクたちは浅草まで帰って来た。

さらに100円ショップのシルクで計量カップとザルを買って、
なんだか行商の人みたいになって家に帰ってきた。

まだいろいろと足りないものはあるのだけれど、
この頃は、まず食べて寝て会社に行く、
ということで精一杯だったんだ。
とカントクは言う。

その割にはプレイステーションなんて・・・

今日は2008年8月3日 カントクと出会った翌日。

2008年8月2日土曜日

ボクを手に入れるのに1時間以上も考えていたカントク

2008年8月2日 ボクは、上野多慶屋の店先にいた。

カントクはずらりと並んだ自転車を見回し、ボクを見つけた。
ブレーキを確かめたり、サドルに座ってみたりしていたけど、
店の中に入ってしまった。

店から出てくたカントクは、もと来たほうに歩き出した。
あれ?買ってくれないの?カントク~!

・・・・

カントクが戻ってきたのは、一時間くらいも経ってからだった。
ヤマサの昆布つゆと、乾麺のそば、うどんが入った袋を持っている。
まだ何か考えていそうな感じだったけれど、
ボクを連れて店の中に入って行った。

前カゴとワイヤー鍵も買って、ボクに跨ったカントク。
でも、走り出したとたんに、前輪が変な具合に横向きになって
グラッとバランスを崩した。
前ブレーキが効き過ぎだったのと、
車輪の大きな普通の自転車より、ハンドルが軽いようで、
カントクも何が起こったのかわからず、びっくりしたようだ。

それから上野から浅草まで、10分か15分くらい走った。
途中浅草六区のSEIYUで、煮物やサラダ、ミニトマト、鳥のササミ、
ひき肉、ウィンナー、炭火焼き鳥なんかを買い、
レジ袋をハンドルにぶら下げて帰ってきた。

エレベーターには折りたたんで乗らないといけないかと思ったけど、
対角線上にピッタリと収まった。
折りたたみ自転車だけれど、できれば折りたたみたくない。
折りたたまずに済むならばそれに越したことはない。
とカントクは言う。

今日は2008年8月2日 カントクと出会った日。

2008年7月31日木曜日

ようやくBSアンテナをつけ、天王洲ウォーターラインの歓送迎会に上機嫌

チャリです。

今日は7月31日。カントクは昼頃に東京に到着して、浅草松屋のベスト電器で、ベランダの分厚い壁を挟んで設置できるBSアンテナの部材を買ってきた。

ただ、六角のネジで締め付けるようになっているので、カントクは一旦部屋にこの部材を置き、里見にモンキーレンチを買いに行った。「あぁ、自転車があればなぁ」とカントクはきっと思ったはずだ。

帰りに雷門の南側にあるスーパーオオゼキで、お茶や水、カレーパン、おかきなんかも買って帰る。

夕方からは、品川のウォーターライン天王洲という、川に係留された船のようなラウンジで、歓送迎会が行われた。

川風と船端を叩く水音が気持ちよく、7月の末日というのにさほど暑さを感じない。屋形船が提灯をつけて、近く遠く行き交っている。

送られる人が2人、迎えられる人がカントク含め4人だったかな、
「まぁ、豪華な歓送迎会だった。若くて勢いのある会社なのだなあ」 とカントクはしきりに感心していた。

カントクが前の会社を退職する時、同僚や他部署の人たちも個別に送る会をやってくれたが、部署として正式な会や、皆の前できちんと挨拶をする機会もなかったのだという。

ただ、古い会社というのは、社員を家族のように育て、慈しむ反面、辞めるという人をある意味「裏切り者」と見る向きがあるということで、

「そのあたりはイマドキの若いモンにはわからんやろけどな、まぁそれが古い体質の会社のええとこでもあり、悪いとこでもある言うこっちゃ」と、カントクは少し寂しそうに言ったのでした。

今日は2008年7月31日 カントクと出会うまであと、2日。

2008年7月28日月曜日

麻婆豆腐を生まれて初めて作ったカントク、大阪への土産に神谷バーで電気ブランとかぶどう酒、梅酒を買っていたよ

チャリです。

7月27日。カントクは今日も買い物に行った。

山形はえぬき(米)、マーボー豆腐の素、牛ひき肉、豆腐。

これも重かっただろうなぁ。米だけで5Kgあるもんね。

どうやら、今日は大好きな麻婆豆腐を作ろらしい。

生まれてから今まで、ラーメン以外の食べ物を作ったことがないと言ってもいいカントク。作り方を見ながら、なんとかできたようだ。

いや、それどころか、自分は料理の才能があると思ったくらいの出来栄えだったようだ。ビールやデンキブランを飲みながら、一人でうまいうまいと言いながら食べたそうだ。


7月28日 朝から神谷バーの店先で、ぶどう酒や梅酒、デンキブランなどを買って、大阪に帰ってしまった。梅酒がすこぶるうまかったので、大阪への土産にするのだそうだ。重いのにね。

31日に、今度入る会社の歓送迎会っていうのがあるらしいので、その日まで大阪で過ごすのだと言う。

あ~あ。 今日は2008年7月28日 カントクと出会うまで、あと・・・5日くらいかな?

2008年7月26日土曜日

隅田川の花火の尻尾の先まで見えたんだよ。

チャリです。

結局カントクが買ったのは、ドライバー、カッターナイフ、座椅子、カーテン  130、カーテン 190x2、風呂イス、クレラップ、水切り、アイロン台、電気ブラン、電気ブラングラス、ビール、パン、納豆、お茶、水、サケフレーク、HDMIケーブル。

カーテンをとりつけ、洗濯機や冷蔵庫の設置をし、DVDとテレビを繋いで、なんだかようやく人心地がついたんだと、カントクは言う。

そりゃそうだ。昨日はカーテン代わりにダンボールを窓に張って寝てて、夜中にベリベリズルルンなんてダンボールがずり落ちたりしたっていうんだからね。

まだメモに書いてあって買わなきゃいけないものは残ってるんだけれど、エアコンと扇風機を最強で回して、カエルがひっくり返ったみたいな格好で、「もう今日はこれくらいでかんべんしといたろ」なんて言ってる。よっぽど疲れたんだろう。

今日は隅田川の花火大会。会社の人たちが何人か料理と酒を持って集まってくれるという。

今日は2008年7月26日 カントクと出会うまで、やっぱり一週間くらい。

カントク 浅草で生活必需品を買う

チャリです。

マンションから歩いて10mほどのところに酒屋がある。今日は隅田川の花火大会が開かれるとのことで、酒屋の前では屋台が張られていた。

「知らない街で道を聞くのは、酒屋に限る。」

とカントクは言う。道や建物をよく知っている、お礼に酒を買えば相手も喜ぶ、特にこういう小さな酒屋と仲良くなっておくと、何かと割引などもしてくれるはずだ。などと言っているが、単に警察がキライなだけじゃ・・・イテッ。

カントクは屋台の準備をしている酒屋のおかみらしい人に声をかける。

「あ~と、おはようございま~す。」

こういうときの愛想はいい。おかみさんが答える。

「おはようございます。」
「私、昨日、大阪から、そこのむぎとろに引越してきまして、単身赴任で、はい、これからよろしくおねがいします。」
「あぁ、そうですか。まぁ、一人で。こちらこそよろしく。」

今日は花火なんですよねぇなとどいう話を少ししたあと、要件を切り出す。

「すみませんが、ちょっと教えていただきたいんですけど」
「はい?」
「このあたりに工具やカーテンなんかを売っているホームセンターのようなところはないでしょうか?」
「う~ん、ホームセンターはないねぇ。工具やカーテンねぇ・・・。サトミかライフかなぁ。」

「あ、フロのイスなんかもありますか。台所、洗濯用品なんかも」
「うん、ライフならそういうのもあったと思う。歩いていくんだよねぇ。少し遠いけど、(店の奥へ)ちょっとぉ、サトミとライフまでの地図書いてあげて。」

旦那さんらしい人が、地図を書いてくれた。

「どれくらいで歩けます?」
「サトミまで10分くらい、ライフまで20分くらいかなぁ。自転車がありゃあすぐなんだけどねぇ。」

「ありがとうございました。また来ます。」
と地図をもらって歩き出した。

雷門から2本ほど南の道を、西に真っ直ぐ抜けたところに「里美」というディスカウントショップはあった。

この店の佇まいを見て、カントクはにっこりとした。カントクの好きなタイプの店らしい。

表にカバンやトランク、イスや物入れ、スリッパ、靴下などいろいろな品物がところ狭しと並んでいる。店の外がそうなんだから、中は推して知るべしだ。あ、自転車も並んでいる(ドキドキ)。

早速カントクは、緑色の折りたたみ自転車のハンドルに手をかけた。

ふう。ちょっと休憩。

今日は2008年7月26日 ボクがカントクと出逢うまで、やっぱりあと一週間?・・くらい?。

(続く)

浅草のワンルームで生涯初の一人暮らし最初の夜を過ごしたカントク

チャリです。

今日は7月26日。カントクは生まれて初めての一人暮らしの夜を過ごし、ダンボールカーテンの隙間から差し込む光で目をさました。

机代わりのコタツも昨日は届かなかったので、ラーメンを作ってフローリングの床で食べたのだと言います。

昨日は、ドライバーやレンチなど、自宅にならどこにでもゴロゴロと転がっている工具がなく、何かをしようとするたびに

「あ、ドライバーがなかったんや、何でそんなもんがないねんこの家は。あぁ、メガネもモンキーも無いんかいなこの家は。ほんまにしゃぁない家やなぁ。」

と、何だか家が悪いような独り言を言っていて、

今日は朝から、昨日足りないと思ったものを書き出したメモを持って、カントクは街に出た。パソコンはあるのだけど、インターネット環境がないので、街のどこに何があるのか調べることもできず、東京どころかこのあたりの地図さえ、カントクは持っていなかった。

「インターネットのクチがないがなこの家は。無線LANかな?繋がらんけどなぁ。」

などと言っているところを見ると、どうやらカントクはこのマンションのインターネットは個別契約しないと使えないことを知らないようだ。

メモには、ドライバー、モンキーレンチ、アンテナ取り付け具、カーテン、フロのイス、ハサミ、ガムテープ、洗濯カゴ、物干し竿、座椅子、食い物、などと並んで、折りたたみ自転車というのも書いてあった。ドキドキ。

マンションには自転車置き場がなく、自転車を買っても、小さなエレベーターに乗せて部屋の前に置いておくしかなかった。エレベーターに入るサイズの自転車は、多分折りたたみしかないだろうというのがカントクの考えだった。ま、だれでもそう考えるだろうけどね。

今日は2008年7月26日 ボクがカントクと出逢うまで、あと一週間・・くらい?。

2008年7月20日日曜日

単身赴任前に大阪で奥さんの実家で壮行会?を開いてもらったカントク

チャリです。

今日は7月の20日。カントクは、家族そろって奥さんの実家に行ったのだそうです。

カントクの奥さんの実家は、セレッソ大阪の本拠地、長居競技場から徒歩10分くらいのところで、ビルなどの電気設備と工事の仕事をやっていたそうです。

カントクも、もうちょっとうまく立ち回っていれば、今頃はその会社を継いでいたのではないかというような雰囲気もないではなかったのですが、その会社は、ずっと勤めてくれていた番頭さん?にすべて譲ってしまって、お義父さんは、悠々自適の生活に入ってしまった。ちょうどそれはバブルが始まった頃のことだったそうです。

「これくらいあればもう働かなくても暮らしていけるだろう。」 というような目論見もあったようで、それは幾分はずれたようではあるけれど、その後、カントクの住む町の、カントクの家のすぐ近くに家を買って引っ越してきて、盆と正月にはカントク一家を家に呼んでくれて、

舌のとろけるような牛シャブや、アワビの活け造り、正月にはオガクズにくるまった、生きた伊勢海老などを持ってきてくれたりしているので、まぁ、老後の不安はないようです。

でも、カントクは、
「メシがうまいんや。うん、メシが。いい米なんよねきっと。」 と、そのあとで食べるご飯が楽しみなようです。

今日は、カントクがもうすぐ東京に行ってしまうというので、いつもお盆に集まるカントクの家族と、カントクの奥さんのお姉さんの家族とが一同に集まって食事をしようということになったようで、カントクは、ひさしぶりに逢ったお義兄さんなどともいろんな話をして、実はなんだかとっても感動していたようです。

Photo


こういうのって、いいなぁって思うんですよね。ボクはそのお義父さんにも、お義母さんにも、いや、カントクの家族誰とも逢ったことがなく、たぶんこれからも逢えないんだろうなとおもうけど。

今日は2008年7月20日 ボクがカントクと出逢うまで、あと13日・・くらい。

2008年7月9日水曜日

カントクのチャリ

チャリです。

カントクは2008年7月9日に、転職の打ち合わせで東京に来た。交通費や宿代も転職先に負担させ、打ち合わせの翌日を住む家探しにあてた。

不動産屋に、
「ええか、とにかく浅草駅に近くて、隅田川沿いで、花火のみえるとこ。あと、気持ちのいい公園近くで、できればジョギングコースのあるとこがええな」と、言っていたそうで、

大阪の田舎モンが、これから東京で生活をしてゆくのだという真摯な姿勢は全く見えず、ほとんど観光気分で東京生活の拠点を決めようとしていたとしか思えない。と感じるのはボクだけだろうか。

とにかく人の多いところにいると眩暈がし、酒は飲むけど静かなところでないと機嫌が悪く、うるさいところにいると「じゃかましい!」と怒鳴りたくなるという、典型的な離人症タイプの人なわけで、こんな人がまたなんでわざわざ人の多い東京で働く気になったのか、かなり理解に苦しむのだが、まぁ、いろんな事情があったんだろうとは思う。

東京で働くと決めた時に、カントクは、特に何の根拠もないながらも、
「とにかくワシの住むところは上野か浅草界隈しかない」
と、決めていたようで、地図やインターネットでいいところがないかといろいろと調べているうちに、

「上野に住むと、『我が愛』との距離が近すぎる。愛は、賄い一切面倒を見ると言ってくれているが、いい歳こいて愛に溺れてはわざわざ東京へ来た意味がない。ここは浅草芸人として、イチからストイックに修行するのが男の道なのだ。」

など、まじめなのかナルシストなのか、あるいは単なるあかんたれなのか、社会的にも人類学的にもほとんど意味のない理屈で、浅草に住むことを決めたらしい。

今日は2008年7月9日 ボクがカントクと出逢うまで、あと24日・・くらい。
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