2010年3月13日土曜日

昭和30年頃築の材木屋さん。半世紀を経た風情をとくと御覧じろ ~東駒形 ~浅草界隈の古建築めぐり

チャリです。今日は2010年3月13日。東駒形を探索中。

さっきの保健所の筋向いに、材木屋さんがあった。ここらではそう珍しくないんだけど、関西にはこういう「材木屋さん」っていう店自体を見かけないらしい。

表から全景の写真を撮って、
2010年3月13日 材木屋さん 東駒形 昭和三十年頃の建築

店先から中のほうも・・・。人がいないからいいようなものの、ちょっと不躾じゃないカントク?

2010年3月13日 この階段の味のあること。細くて急で、でもなつかしい。東駒形

いや、誰か中にいますよ。どうすんの、怒られたり・・。

「こんにちは。すいません、あまりにいい風情なんで少し写真を撮らせてもらいました。」

「あぁ、そうですか。かまいませんよ。こういう古い建物が好きなんですか?」

「ええ。もう、ねぇ、こういう造り、階段の具合もいいし、梯子もなつかしい。ガラスも昔のものですよね。こういうのはタマランのです。」

「そう、ガラスは昔のまま。波打ってる。この家は昭和三十年だったか、もう五十五、六年かな。」

「こういう一枚も入れ替えてないガラス戸には、めったにお目にかかれないので。あ、ガラスと店の中、もう一枚いいですか?」

「どうぞ。また何かあったらいつでも。」

なんて話をしている。よかった。

2010年3月13日 店舗部 引き戸のガラスは当時のもので波打っている。こういうのは文化財として保存すべきだと思う。東駒形

今日は2010年3月13日。カントクと出会ってから一年と223日目。ここから向島あたりまでぶらぶら行ってみようって。
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